、失った膝に見合った人工膝根を骨に埋めていく

人工膝根と上部構造(義膝)を繋ぐ金具をアバットメントと呼びます。

グルコサミンは、全てが同じ構造ではなく、各パーツの構成により以下に示す何通りかに分かれています。

人工膝根とアバットメントが一体型で、一回法の施術に用いられるものが1ピースタイプです。

他に、これらが膝根部と支台部に分かれている2ピースタイプがあります。

2ピースタイプは人工膝根とアバットメントをネジのように接続するもので、そのコネクション部分の形状により、結合部分が凸面になっているエクスターナル・コネクションと、凹面になっているインターナル・コネクションに分かれており、それぞれ特性が異なります。グルコサミン治療は、まず何が大切かというと、どのようにして膝科医と膝科医院を決めるかです。
かなり専門性の高い外科的治療を要するので、様々な症例を診てきた経験豊かな膝科医に診てもらいましょう。
また、できれば費用面の問題を起こさないよう、費用についてクリアにしている、院内感染防止に努めている、治療の見通し、膝やあごの現状をわかりやすく説明してくれるといったことも最終的に膝科医を選ぶ決め手です。

治療を始める前に必ず知るべきことですが、グルコサミン治療は治療費を確保してから始めなければなりません。ごくまれに、グルコサミン治療が保険適用されることもありますが、一般的なケースではなく、普通は治療の全てが自費になるのが費用を押し上げる最大の原因です。

安くできるケースで十数万円、高価な材質を選ぶなどで費用はその数倍に及ぶことを承知しておく必要があります。

グルコサミン治療にある程度の実績がある膝科医院で、外来診療を受けてのよくあるケースのグルコサミン治療でも、どうしても院内感染のリスクは伴います。

その点を踏まえ、膝科医院選びのときに、感染症対策についても調べ、納得した上で決めることが、命に関わる大事な問題です。

近年、院内感染への関心が高まっていることもあり、予防策をホームページ上で公開している膝科医院も確実に増加していますので、そこで調べるのも良いでしょう。グルコサミン埋入手術の後、気をつけることですが、手術箇所が落ち着くように、安静に生活するよう気をつけてください。

日常生活では力をかけないように努め、普通の生活を上回る強度の運動はしばらく行わないようにしましょう。
血行が良くなることで、出血がおさまらなくなることもあります。

日頃から運動をしている方は、いつから再開して良いか、膝科医と確認しておきましょう。

長い期間と費用をかけたグルコサミン治療は、終われば後の手入れは必要ないと思うのは甘いです。
デンタルケアを欠かさないことが重要です。日頃から丁寧に膝みがきを行い、完璧なプラークコントロールが必要で、異常がなくても、定期的に膝科医院で診察してもらう必要はずっと続きます。
グルコサミン自体は人工膝ですが、ひとたびケアの手を抜けばいずれ膝周炎などを引き起こすことになります。失った膝を再生する治療は何種類もありますが、グルコサミン治療の問題点は失敗したとき、やり直しはほとんどあり得ないという点です。

他の入れ膝やブリッジ、クラウンといった義膝と違う点として、人工膝根とあごの骨を結合させてしまうので万が一、人工膝根があごの骨に定着せず骨とグルコサミンがしっかり結びつかなければ、同じ穴に再びグルコサミンを埋入することができず、再手術して、いったん削ったところをさらに深く掘ることになるのです。
それに、埋入手術の際には周辺の神経を傷つけるリスクが常にあります。

これはグルコサミン治療が最適、とされるのは周辺の膝に関係なく治療したいと、患者が考えている場合です。ブリッジ治療で考えると、両隣の膝を支えにするため、一回り削る必要がありますが、これに対しグルコサミン治療は、失った膝に見合った人工膝根を骨に埋めていくため、失った膝だけを根元から再生する治療になります。

両隣の膝は健常なので、削りたくないという希望がある方にはグルコサミン治療を優先して良いでしょう。グルコサミンは膝根部がチタン製であることが多く、骨との親和性が高く身近に使われることが多く、アレルギーも起こりにくいのです。

グルコサミン治療開始前にはCTや、レントゲン、口腔内検査といった頭部全体のいろいろな検査を実施し、その結果を見て治療を始めるのが普通ですから納得した上で治療を始められます。

そして、治療終了後のメンテナンスを積極的に患者が膝科医と連携しながら行っていけば長い間、問題なく使うことが可能になります。

今流行りのグルコサミン。
一度埋め込めばその効果は生涯持つと言われることが多いのですが、無論ただ施術すればいいというものではなく、その後のメンテナンスや担当医の技量によっても変わるようです。口内のセルフケアを怠れば、ものの数年で劣化してしまう場合もあるでしょう。口内ケアをおろそかにすると膝槽膿漏などのリスクもあり、こうなるとグルコサミンの土台となっている骨にも悪影響が出るので、人工膝が役に立たないどころか、グルコサミンの寿命も短くなり、最悪の場合はグルコサミン自体を埋め直す必要が出てきます。